イタリア国内の主要レース、開催見直しへ ストラーデビアンケ延期決定

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新型コロナウイルスが急激に拡散しつつあるヨーロッパでも、ついにスポーツ大会への影響が出てきた。4日、イタリア政府が4月3日までのすべてのスポーツ大会の見直しを命令。これを受け、7日開催予定だったストラーデビアンケの延期が決定した。3月中の他の主要レースも開催見直しは必至とみられる。

3月7日開催予定のストラーデビアンケは「延期」、続く主要大会も開催は絶望的

イタリア国内の主要レース主催団体RCS Sportsは5日、競技の結果、7日に開催予定だったクラシックレース「ストラーデビアンケ」を延期すると発表した。同時に、UCI(国際自転車競技連合)に延期日程を割り当てるよう要請しているが、認められた場合はカレンダーに多少空きのある6月または9月頃の開催が予想される。

イタリア政府の決定は4月3日までの全ての主要スポーツ大会が対象であり、もちろん自転車ロードレース大会も含まれる。イタリア国内では今後もティレーノ〜アドリアティコ(3月11日〜)とミラノ〜サンレモ(3月21日)など伝統のクラシックレースが控えているが、今回の政府の措置によって少なくとも延期を余儀なくされることは確定的だ。

なおこれとは別に、チームイネオス、ミッチェルトン・スコット、EFプロサイクリング、ユンボ・ヴィスマなど主要チームがイタリア国内を中心としたいくつかの主要レースへの参加自粛を表明しているが、この動きにアスタナAG2G・ラモンディアルも続いている。

なおこれははあくまでイタリア国内の感染拡大にともなうイタリア政府の命令によるものであり、UCIが主管するレースの見直しに動いているわけではない。現在主にレースが行われているベルギーを中心としたワンデークラシックレースは通常通り開催されており、またフランス国内で今週末に開幕する「パリ〜ニース」も予定変更はない見通しだ。

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