2019年7月21日、1年後の本番を控えてのプレイベント「READY STEADY TOKYO Test Events 自転車ロード」が開催された。国内外20チーム96人の出場で争われたが、実力者を送り込んだイタリアナショナルチームがワンツーフィニッシュを果たした。
完走率51%、日本人選手の完走18人
この日は本番コースと比べ、富士山麓の集会を省略し距離を短縮した以外、まったく本番と同じコース。東京都府中市の「府中の森公園」をスタートした選手たちは、東八道路や小金井街道、京王線府中駅の参道、大國魂神社の境内などをパレードランし、多摩川にかかる是政橋をアクチュアルスタートし、フジスピードウェイを目指した。
道志みちを越え、富士スピードウェイの1度目の通過では10数人程度の先頭グループが形成されていたが、三国峠でイタリアチームのディエゴ・ウリッシがアタック、単独で2度目の山中湖を通過していく。その後、後方からダヴィデ・フォルモロ(イタリア)が抜け出し、戦前の予想通り実力差を見せつけ、ワンツーフィニッシュを飾った。
3位はナンス・ペテルス(フランス)。日本人最高位は岡篤志(宇都宮ブリッツェン)の15位だった。全体の完走率は51%、日本人の完走は岡選手を含め18人で、距離を短縮したにも関わらずこの結果は、本番コースの厳しさをあらためて浮き彫りにした。
なお記者会見時には「映像配信はない」との発表だったが、当日ライブ配信サイトが公開され、バイクカメラやスタート地点、中間地点、フィニッシュの富士スピードウェイでの定点映像が公開されている(編集部注:どの時点まで公開されているかは発表されていませんので、リンク切れになることも予想されます。その際はご了承ください)。