オリンピック自転車ロード事前イベント、7月21日開催

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東京オリンピック開催1年前となる今月、7月21日に事前テストイベントのひとつとして自転車競技ロードレースが開催される。本番コースの一部を短縮するが、それ以外は本番さながらの大会運営、警備のテストなどを実施し、本大会に備える予定だ。

コースを短縮した179km

テストイベント(ロードレース男子)のコース概要 https://readysteady.tokyo2020.org/ja/news/detail/cycling-road-about/

2019年7月21日に開催されるテストイベントのコースは、本番と比べ富士山麓の周回部分が省略され、179kmで行われる。それ以外は、レース開始時間など本番と同じ要綱で実施する。

出場選手に豪華メンバーも

出場選手も9日に発表されており、ナショナルチームとコンチネンタルチームなど混成になるが、日本のコンチネンタルチームの布陣は各チームほぼベストメンバーとなっている。またナショナルチームの方も、イタリアは今年の国内選手権チャンピオンのダヴィデ・フォルモロ(ボーラ・ハンスグローエ)、ブエルタ・ア・エスパーニャの覇者で現在ツール・ド・フランス参戦中のファビオ・アル(UAE・チームエミレーツ)といったビッグネームの名前が入っている。これについては東京2020組織委員会ポーツ局競技運営部スポーツマネージャー(自転車競技)の片山右京さんも驚き、彼に代わるリザーブのメンバーを打診しているという。

ナショナルチーム

フランス
Fabien DOUBEY
Valentin MADOUAS
Clement CHEVRIER
Romain COMBAUD
Nans PETERS
イギリス
Alfred WRIGHT
James SHAW
Matthew HOLMES
Maximilian STEDMAN
アイルランド
Mark DOWNEY
Matthew TEGGART
Robert-Jon MCCARTHY
Mark DOWLING
Rory TOWNSEND
イタリア
Davide FORMOLO
Dario CATALDO
Fabio ARU
Diego ULISSI
ルクセンブルグ
Tim DIEDERICH
Jan PETELIN
Maxime WEYRICH
Raphael KOCKELMANN
Ken CONTER
ドイツ

Nico DENZ
Georg ZIMMERMANN
Chiristian Maximilian KOCH
Johannes HODAPP
Juri HOLLMANNロシア
Evegeny KAZANOV
Igor Frolov
Vladislav DUIUNOV
Mikhail FOKIN
Daniil CHUMACHENKO

ベルギー
Steff CRAS
Kobe GOOSSENS
Lawrence NAESEN
Dimitri PEYSKENS
Loïc Vliegen

ホンコン・チャイナ
Ka Hoo FUNG
Hiu Fung CHOY
Ho San CHIU
Wan Yau Vincent LAU
Burr HO

コンチネンタルチーム

愛三工業レーシングチーム
住吉宏太
岡本 隼
草場啓吾
大前 翔
中川 拳トレンガヌ・INC.・TSG・サイクリング・チーム
Muhamad Afiq Huznie OTHMAN
Nur Amirull Fakhruddin MAZUKI
Drew MOREY
Choon Huat GOH
Maral-Erdene BATMUNKH

チーム右京
畑中勇介
内間康平
吉岡直哉
横塚浩平
武山晃輔

キナンサイクリングチーム
中島康晴
大久保 陣
山本元喜
新城雄大
椿大志

マトリックスパワータグ
Jose Vicente TORIBIO ALCOLEA
Airan FERNANDEZ CASASOLA
佐野淳哉
安原大貴
小森亮平

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ
初山 翔
中根英登
Joan BOU COMPANY
Filippo ZACCANTI

シマノレーシング
入部正太朗
木村圭佑
湊 諒
横山航太
中井唯晶

チームブリヂストンサイクリング
石橋 学
平塚吉光
徳田 優
窪木一茂
今村駿介

タイ/ラオサイクリングチーム
Phuchong SAIUDOMSIN
Peerapol CHAWCHIANGKWANG
Thanakhan CHAIY ASOMBAT
Thurakit BOONRATANATHANAKORN
Sarawut SIRIRONNACHAI

宇都宮ブリッツェン
増田成幸
鈴木 譲
鈴木 龍
堀孝明
岡篤志

全日本大学選抜
小出 樹
大森竣介
松井夢源
藤田俊輔
佐藤大志

観戦禁止エリアの多さに賛否両論

実施にあたり、沿線となる各自治体から交通規制時間や観戦エリアについての発表が出されている。しかし以下資料をご覧の通り、東京都以外のコースには多くの観戦禁止エリアが設定されており、しかも終盤の勝負どころ、最後の激坂区間となる明神峠などが軒並み禁止エリアとなった。また、ゴールの富士スピードウェイには、観客席があるにも関わらず当日は事前登録した「モニター」しかスタンド席には入れない。さらに、これだけ観戦エリアが制限されているにも関わらず、映像配信の予定もないという。この方針については、片山右京マネージャーによると何よりも安全を重視した結果だとのことだが、一流ライダーも参戦するプレイベントの模様をほんの一部の観客しか味わえず、レース映像含め報道に有効な資材も提供されないとあっては、盛り上がりに欠けると言わざるを得ないだろう。しかも不幸な偶然だが、参議院選挙の投票日と重なってしまった。

ただ、21日12時の武蔵野の森公園のスタートから、東八道路、小金井街道、大國魂神社の山道を通り、是政橋のリアルスタート地点までのパレードランは本番同様の模様が観戦できそうだ。天候にもよるが、付近の方々にはぜひご観覧いただきたい。

道志村の観戦情報(クリックでフルサイズのPDFが表示されます)
山中湖村の観戦情報(クリックでフルサイズのPDFが表示されます)
富士スピードウェイ付近の観戦情報(クリックでフルサイズのPDFが表示されます)

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