2019年7月4日、ヤフーは、地図や位置情報に関連した実験的サービスを提案するサイト「LatLongLab」を2020年3月末に終了すると発表した。LatLongLabで提供してきた「ルートラボ」など6サービスが3月末に閉鎖される。
ルートラボユーザーに感謝の意、しかし「これ以上のサービス継続は難しい」
ヤフーは発表で、LatLongLabで提供してきた各サービスについて「現在の市場状況を考慮すると、当初の目的は達成された」と言及。2009年から10年以上継続してきたが「現在の市場環境や技術的な運用課題等を考慮した上で事業としての継続性を総合的に検討」した結果、継続が難しいと判断したたという。
この決定により、現在提供中のルート作成共有サービス「ルートラボ」、iPad用地図アプリ「yubichiz」、地図データを活用したコンテンツ作成ツール「うごけ! 道案内」などを含む6サービスが2020年3月末をもってサービスを終了、サイトは閉鎖されることとなる。
特にユーザーが多く、多くのサイクリストも活用していた「ルートラボ」に関しては、「立ち上げ期から、ともにサービスを創り上げていただき、ただただ感謝の言葉でいっぱいです。本当にありがとうございました。」と特に言及しユーザーへ謝意を示した。
各サービスは3月31日までは通常通り利用できるが、4月以降はログインできなくなる。ユーザーが登録したルートデータなどは一括ダウンロードを可能とし、Garmin Connectなど他サービスへの移行を可能とする。