欧州で活躍した元プロロードレーサーで、長年若手育成を手掛ける「エキップアサダ」の浅田彰監督が取り組む海外遠征プロジェクト「RTAプロジェクト」が、今年もクラウドファンディングで遠征費用の支援募集を開始した。支援を受け遠征に参加した選手が結果を出しており、今回も期待できるだろう。以下、クラウドファンディングのページより紹介。
結果を出し始めたRTAプロジェクトに、引き続き支援を
日本の若手自転車ロードレース選手を育成する我々RTAプロジェクトは、2025年夏にフランスにて若手(23歳未満)男子選手を対象とした世界自転車連合UCIレースを含むレース出場遠征を実施予定です。本場で経験を積み、成績を上げる事は、ツール・ド・フランスに繋がるトッププロチームへの道に直結しています。
本遠征では、現地の厳しいレース環境で実践経験を積むことにより、選手たちが実力を高め、結果を残すことで、将来的にツール・ド・フランスをはじめとするトッププロチームへの道を切り開くことを目指します。
過去に実施した欧州レース参戦では、欧州のプロ予備軍U23&ジュニア選手を相手に、優勝&入賞の好成績を収め始めており、ここからの継続挑戦による更なるステップアップが期待されます。
2025年夏に出場を希望するレース
2025年夏にRTAが出場を希望するレースは、世界のプロ選手達がアマチュア時代に出場してキャリアを積み重ねてきた欧州レースシステムを体現するものです。欧州のアマチュアレースは各国の競技連盟が厳格なルールでレベル分けを実施しており、プロに成りたい選手は、下から上のレベルへとレースを勝ち上がる事で実現されます。リストにある14レースのうち、プロの出場も認められているアマ最高峰のエリート(=エリートナショナル)で5~10レース程優勝出来れば欧州のUCIコンチネンタルチームやUCIワールドチームの育成チームに声が掛かる可能性が高まります。
遠征参戦予定選手(2025年6月1日現在)
遠征への出場選手は6月1日現在調整中ですが、2024年夏のRTA欧州遠征にて鮮烈な勝利を挙げた渡辺一気選手や楠本 颯太(RTA/オランダクラブチーム)、及び2025年春期欧州遠征で大活躍の新藤大翔選手が参加予定です。その他の有望選手も遠征への参加を希望しており、最終メンバーは7月上旬に確定予定です。
渡辺一気選手(U23/京都産業大学)=2024年8月17日フランスで優勝
新藤大翔選手(U19/EQADS)=2025年春の遠征で大活躍
楠本 颯太(RTA/オランダクラブチーム)=2024年8月14日フランスで優勝
7月31日までクラウドファンディングで支援募集中
今回遠征を希望するレースは、日本では決して体験できない難易度を誇るコースと選手レベルの大会です。こうした環境で経験を積む日本の若手選手がもたらす成長は、日本自転車界にとってかけがえのない財産となることでしょう。ツール・ド・フランスで活躍する日本人選手を生み出すため、皆様のご支援をぜひよろしくお願いいたします。