【2022さいたまクリテリウム】前日イベント開催、出場選手ら「日本」を楽しむ

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6日にさいたま市のさいたま新都心駅周辺で開催される「J:COM presents 2022 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の前日イベントが、会場周辺で行われた。出場選手が関連イベントに顔を出したほか主要選手の会見、浴衣を着て「日本」の風情を楽しみながらレースをアピールする「前夜祭」も開催された。

有力選手会見
新城幸也「なぜか選手たちが『さいたまに行きたい』と自分に言ってくる」

出場する有力選手の中で、最初に会見に現れたのは今年のツール・ド・フランス覇者ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ユンボ・ヴィズマ)、通算4度ツールを制しているクリストファー・フルーム(イギリス/イスラエル・プレミアテック)、今季で引退を表明している2014年ツール覇者ヴィンツェンツォ・ニバリ(イタリア/アスタナ・カザフスタン)、2018年世界選手権王者のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスターチーム)。ヴィンゲゴーは今回が初来日。今週初めから日本に来ており、寺院や渋谷駅のスクランブル交差点などを見て、観光客として日本を楽しんだという。レースには「もちろん勝ちたい。どんどんアタックしたい」とツール覇者として大会を盛り上げることを誓った。フルームは大逃げを打つなど、2019年の大ケガからの回復をアピールできた今年のツールを振り返り、いい走りを見せたいと意気込んだ。

6日のレースが現役最後となるニバリとバルベルデ。ニバリは「有名なライダーが揃っている。お祭り気分で楽しんでもらえれば」、バルベルデは「最後だが、初レースに臨んだときと同じ気持ちで走りたい」とそれぞれ語った。

前回(2019年)優勝選手として会見に臨んだ新城幸也選手(バーレーン・ヴィクトリアス)は、今年6月に日本選手権を制しており、日本王者の証である「日本チャンピオンジャージ」を着て走る。「ジャージを着るのは特別なことで、それを日本の皆さんに見ていただけることがうれしい」と笑顔で語った。今回は所属チームとしてではなく、マーク・カベンディッシュ(イギリス/ドゥクーニンク・クイックステップ)、ヤスパー・フィリプセン(ベルギー/アルペシン・ドゥクーニンク)とともに、「ツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ」の一員として走るが、3人で東京散策を行いチーム内の団結をはかったという。

レースについては、パリ市街シャンゼリゼ通りを走る最終日に雰囲気が似ていると指摘し、また一部さいたまスーパーアリーナを通過するなど見どころが多く「楽しみ。アリーナの中を駆け抜けるのはさいたまでしかできない」と観戦をアピール。また、「なぜか選手たちが『さいたまに行きたい』と自分言ってくる(笑)。自分の国に行きたい、と思っている選手がたくさんいることは誇りに思う」と、シーズン最後とあって、海外選手も楽しみにしていることを明らかにした。

前夜祭は選手たちが浴衣で登場

©Yuzuru SUNADA

前日イベントの最後として5日夕方、「前夜祭」が、会場の一部でもあるさいたまスーパーアリーナで開催され、出場選手が浴衣姿で登壇した。テーマは「縁日」ということで、出場予定の選手が着付け教室の協力で浴衣姿で登場。団扇、一部選手はお面もかぶり日本のお祭り気分を楽しんだ。このもようは「JSPORTSオンデマンド」で生中継されたほか、6日はJSPORTS3で、レース生中継の前に放送される。

J:COM presents 2022 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム 大会ホームページ
JSPORTS サイクルロードレース YouTube公式チャンネル(レースを生中継予定)

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