15時スタートのメインレース「2017ツールドフランスさいたまクリテリウム」の経過をまとめます。今年はビッグスプリンターがいましたので、予想以上にプロトンがコントロールされていた印象がありましたが、見せ場もたくさんありましたので、それをできるだけご紹介します。
スタート〜前半
マイヨジョーヌのフルームと山岳賞のバルギルを先頭にいただくプロトンがゆっくりとスタートしてから、数周は穏やかに進みました。時折、日本人選手を含む数人が前に出ていくものの、しばらくすると集団にチェックされ、逃げが容認されない展開が続きます。
そんな中、スプリントポイント周ではキッテルやカヴェンディッシュがポイントを取りにスプリントを仕掛けるなど、日本の観客を意識した楽しませる動きもありました。
こちらは最初のスプリント周回です。次の周回では、その前にパフォーマンスなのか勘違いなのか、カヴェンディッシュとキッテルのスプリント対決もありました(観客大歓声!)
中盤から終盤まで
このすぐ後、新城が有力チームのコントロールをなんとか揺さぶろうと飛び出しますが、
追随も出てこなかったので、すぐに集団に戻りました。それほど、今回はキッテル、カヴェンディッシュと稀代のスプリンターが出場しているということもあり、集団が制御されていたのです。
スプリントポイント周回の合間には、山岳賞のポイント周もあったのですが、そこで大人気ない?なのかガチなのか、バルギルのポイント獲得をマイヨジョーヌのフルームが2度にわたって阻止するという展開があり(笑)、そこが伏線になって、バルギルが中盤終わり頃に逃げを打ちます。そこにフルーム、ウランがブリッジをかけ、有力4人が一時期逃げるという展開になりました。
ちょっと断線しますが、いやーもうこの3人、合流して怖いものなしですね(笑)
終盤〜ゴール
ラスト近くになって、再び新城が早めに飛び出して掻き回そうとします。
この「発車」の前に別府が先頭を牽き集団を一時期コントロールしてサポートを試みましたが、こちらもラストラップまでに吸収され…最後はその別府がタイミングよくスパート開始。それを追うのは…
カヴェンディッシュでした!怪我明けとは思えない鋭いスプリントで差し切りました!
待望の初来日で、期待通りの初勝利。おめでとうございます。
次は表彰式〜公式会見のもようをお届けします。