別府史之選手、「スペルデプライス」を84位でフィニッシュ オリンピック出場の顔ぶれ事実上確定

ニュース

別府史之選手(チーム公式ウェブサイトより)

2020年10月14日、別府史之選手(NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス)が今シーズン最後のレースとして臨んだベルギー・フランドル地方最古のセミクラシックレース、第108回「スヘルデプライス」が開催され、並み居るスプリンター勢の中からカレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル)が力を見せつけ勝利。別府選手はエースを最後までしっかりアシストし、30秒差の84位でフィニッシュした。

フィニッシュ直前で落車発生も、ユアンが実力発揮

「スヘルデプライス」はベルギー・フランドル地方を中心に開催されるクラシックレースのなかでも、最古の歴史を誇る伝統のレース。通常は春のクラシックシーズンである4月半ばに開催されるが、今年はコロナ禍のため他のレース同様日程変更を余儀なくされ、さらに沿道の観客を減らし管理する目的から、アントワープ近郊を周回するコースに変更された。例年でもスプリンター向けレースとして知られているが、周回コースとなることによってさらにスプリンターが狙いやすい傾向となり、今年はワールドチームのエーススプリンターがこぞって参戦することとなった。

別府選手はそのレースに、ピエール・バルビエ(フランス)、エドゥアルド・グロス(ルーマニア)、ドゥシャン・ラヨヴィッチ(セルビア、現セルビアチャンピオン)といったチーム内のスプリンターをアシストするため出場。最周回近くまで先頭集団後方でアシストとしてチームを引っ張り、しっかり仕事をこなした。その恩恵を受け、最終局面までピエール・バルビエとドゥシャン・ラヨヴィッチ、さらに最後のアシスト、「発射台」としてエヴァルダス・シシュケヴィチュス(リトアニア)が先頭集団に残り、大集団でのスプリントに加わった。

しかし前方での首位争いのなか、パスカル・アッカーマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)が斜行したことをきっかけに後続で落車が発生。バルビエは不幸にも巻き込まれ、勝負に加わることができなかった。落車を避けられたシシュケヴィチュスとラヨヴィッチは完走したが影響を受け、それぞれ先頭より5秒遅れの22位、25位に終わった。別府選手はその前に仕事を終え、30秒差の84位でフィニッシュしている。

優勝争いは落車を起こしたアッカーマンより前方に位置していたスプリンターたちで展開、ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア/トタル・ディレクトエネルジー)やブライアン・コカール(フランス/B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)を、その爆発力で軽やかに置き去りにしたユアンが初出場初勝利を挙げている。

東京オリンピックのロードレース出場権争い、事実上終了

「スヘルデプライス」は来年開催予定の東京オリンピックの出場権を争う選考期間内最後のワンデーレースだった。正確を期するなら、開催中のジロ・デ・イタリアも対象レースだが、このグランツールにはすでに選考ポイントランキング1位の新城幸也選手(バーレーン・マクラーレン)しか出場していないため、除外していいだろう。つまり「スヘルデプライス」をもって事実上、出場権を争う日本人選手がUCIポイントを獲得する機会は終了。10月12日のUCIレースでポイントを獲得しランキング2位に再浮上した増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)が、新城幸也選手とともに出場権を獲得することが確定した。

JCF代表選考ランキング(10月12日現在)

ランキング 選手名 選考ポイント
1 新城幸也 533
2 増田成幸 283.8
3 中根英登 282
4 石上優大 161.5

こちらもどうぞ

ニュース

Posted by ロバ