イタリアの名門サドルブランド「Selle Italia（セライタリア）」の環境に配慮した『MODEL X』シリーズに、新デザインモデル「MOEL X LEAF」が追加された。有害物質を使用せず、持続可能な環境づくりに貢献する新製法から誕生したこのラインはコスパも優れており、リプレースを検討中のサイクリストには有力な選択肢となるだろう。
伝統ブランド、セライタリアの新しい挑戦「GREEN TECH」から
創業120年を迎えようとするイタリアのサドルメーカー「Selle Italia（セライタリア）」は、今では当たり前になったGEL入りサドル、中央に穴の開いたサドル、カーボンサドルなどを世界に先駆けて提案してきた先駆者でもある。そのブランドが近年力を入れているのが有害物質を使用せず、持続可能な製品づくりを実現する製造方法「GREEN TECH」。
「GREEN TECH」は、従来のハンドメイドによる製造ではなく、自動化で合理化されたライン生産や接着剤不使用など、生産ロスを無くし、再生可能な素材で製造していくことを指す。イタリア職人の矜持を、いま求められる企業姿勢に落とし込んだ、セライタリアが目指す次世代の生産プラットフォームだ。そしてこのGREEN TECHをベースに誕生した新しいラインが『MODEL X』というわけだ。
『MODEL X』は、セライタリアが得意とするレーシーな定番スポーツサドルとは一線を画し、スタイリッシュで実用的、まさに持続可能な使い方をイメージしたものとなっている。今回発表されのはその新デザイン「MODEL X LEAF」。名前の通り「葉」がモチーフでデザインされており、清新な雰囲気をたたえている。座面にほどこされたこのデザインは、上に半透明の素材を被せてあるため剥がれなどの心配はない。サドル形状はウェーブとなっていて、骨盤が後傾しているサイクリストや、長時間安定したポジションを保ちたい場合にもおすすめだ。
MODEL X LEAF SUPERFLOW 製品概要
寸法：145 × 245mm
重量：315g
レール：Fec 合金 Ø7mm
価格：￥8,030（税込）