シマノ、2020年12月期決算発表 自転車人気などで過去2番目の最終利益

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自転車部品、釣具大手のシマノが2020年12月期の連結決算を発表した。売上は4.1%増の3780億円、最終利益は前期比22.5%増の634億円となり、過去2番目の高水準となった。島野容三社長は「自転車需要が激増し、欧米では小売店の在庫が不足している」と嬉しい悲鳴をあげている。

2021年12月期には売上・利益とも過去最高を見込む

決算発表にあたり電話でコメントした同社長は、同社の両輪である自転車部品、釣具ともにコロナ禍で密を避ける手段として評価されたことが要因だと述べた。自転車部品に関しては欧米政府の自転車推進策も後押しして需要が激増、小売店の在庫不足が発生しておりフル稼働で供給しているという。また釣具に関しても『3密』を避けるアウトドアとして釣りが評価され、日本、アメリカ、アジアで売上好調だったとしている。

同社は創立100周年を迎える今年12月期の連結業績予想について、売上高は20.5%増の4555億円、最終利益も20.5%増の765億円と、いずれも過去最高を見込んでいる。

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