3カ月前の落車事故による骨折からの完全復帰を目指す新城幸也(バーレーン・メリダ)は、復帰戦として参加していたツアー・オブ・スロベニア(UCIヨーロッパツアー2.HC)の最終日を走りきり、総合66位でレースを終えた。コンディションを上げ、今週末の日本選手権に向け帰国する。
「全力でチャンピオンを奪りに帰ります」
完走した新城幸也は、レースを終えて以下のようにコメントした。
「最終ステージまでこの1週間、追い込み走った。日に日に調子が上向きになったが、まだまだレースの強度には苦しめられている。とにかく最後は雨の2日間を無事に落車無く走り切れて安心した。この後は全日本選手権です。強行スケジュールですが全力でチャンピオン獲りに帰ります。応援よろしくお願いします」
同選手は25日に日本へ帰国、26日に開幕する全日本選手権(会場:富士スピードウェイ)に出場する。27日のタイムトライアル、30日のロードレース男子エリートに出場し優勝を狙う。コンディション的にツール・ド・フランスの出場メンバーに選ばれるかは微妙な情勢だが、全日本チャンピオンとなれば、チームでの選考に大きな影響を与えるとみられる。