XCバイク「Epic 8」へ刷新、ライドダイナミクスで走破性さらに進化｜SPECIALIZED

2024年3月14日ニュース,製品情報

「SPECIALIZED（スペシャライズド）」が、クロスカントリー・マウンテンバイクの新型Epic 8を発表した。ライドダイナミクスによるさらなる走破性の進化が特徴だとしている。以下、プレスリリースより紹介。

軽量なままペダリング効率と走破性が進化した新「Epic 8」

科学に基づいた「ライドダイナミクス」でパフォーマンス追求

スペシャライズドのEpicは速さを追求したクロスカントリーレースバイク。それはこれまでも、そしてこれからも変わりません。クロスカントリーのレースコースは年々その難易度を増し、最速のバイクは適応してきました。新型Epic 8に寄せられる期待は、先代を超える効率性と軽さ。これらは最低限の条件であり、もちろん達成しています。ワールドカップに参戦するスペシャライズドの選手たちは2023年のシーズン、数多くのレースにEpic EVOを投入。走破性の高さこそが、明日の勝者の原動力となることが明らかとなりました。新型Epic 8はこの先代のEpic EVOより走破性を向上。そして新型Epic 8 EVOは、ダウンカントリーバイクの新基準となる１台です。

スペシャライズドには「サイエンスクラブ」があり、ライダーのために科学に基づいたパフォーマンスを生み出しています。その名もライドダイナミクスチームはスペシャライズドのサイエンスクラブのエリート集団で、唯一無二のライドを実現することに情熱を注いでいます。Epic ８のショックとフォークのカスタムチューンは、フレーム、レバー比、キネマティクスと共に総合的に開発されました。結果、個別に開発した寄せ集めとは比べ物にならない異次元のライドを実現しました。

走破性

Epic 8のプログレッシブなジオメトリーは、上りの速さと効率性や加速だけでなく、テクニカルなセクションでの走破性を高めます。コックピットからサドルにかけてゆとりがあるため、ライダーはバイクの中心に乗り、ベストなポジションでトラクションをかけたりコーナーを曲がれます。低めのBBハイトと寝かせたヘッドアングルは、荒れたセクションでのバイクの安定性を向上させます。

Epic 8のダイナミックな３モード

＜マジックミドル＞

Epic 8のマジックミドルは、レースにおける80%の場面に有効です。ペダリング効率を優先した硬めのコンプレッションと、荒れたセクションでのアクティブな動きの両方をバランスしています。ライダーからの入力ではダンパーが抵抗を生むためショックの動きは少なくなり、効率的なペダリングをサポートします。一方で荒れた路面では、サスペンションはよりアクティブに動いてバンプの衝撃を吸収するため、優れたコントロール性能とスムーズなライドを提供します。つまり、XCライダーが求める両極端な長所を備えています。

＜ワイドオープン＞

長い下りやテクニカルなセクションなど、サスペンションを最大限に動かしたい場面で選ぶモード。コンプレッションは最小限にセットされ、衝撃を巧みに吸収し、アクティブな走りを実現。数値以上のトラベルを体感できるでしょう。

＜スプリント・オン・ロック＞

ゴールまで残り50m、あるいは比較的スムーズな路面が長く続く上り坂ではロックアウトしてペダリングに集中しましょう。

最適なダンピング設定をワイヤレスで瞬時に切り替え！　RockShox Flight Attendant

S-Works完成車のみに搭載されたRockShoxのFlight Attendantは、スペシャライズドがチューンした３つのモードから最適なものへと瞬時に切り替えます。判断に割く負担が減り、白熱したレース展開で速く走ることだけに専念できます。Flight AttendantはSRAM AXS ワイヤレステクノロジーを用い、クランク、フォーク、リアショック、ディレイラーからリアルタイムのデータを収集。最適なダンピング設定を判断して、他のシステムでは得られないエクスペリエンスを提供します。

ペダリングを徹底的に高効率化

新型Epic 8は、非常に優れたペダリング効率を発揮しながら、トラクションや衝撃吸収の性能を維持しています。ライドダイナミクスはサスペンションのキネマティクスを最適化し、ペダリングで生じる非効率的なボビングを20%軽減*。路面からの突き上げは積極的に動いて吸収しながら、ライダーをもっともペダリング効率の優れた高い位置に保ちます。

*2023年の多くのレースでスペシャライズドのアスリートが選んだEpic EVOと比較した場合。

前世代より12%も振動吸収が向上

バイクに加速度計を取り付け、ホイールからバイクに加わる力とライダーが体感する力を比較しました。新型Epic 8は、前世代よりも12％多くバンプと振動の力を吸収することが判明。ライダーの疲労を軽減し、長時間にわたってパワフルに走ることができます。さらに、バイクがバンプと振動の力を吸収するため、ライダーは上りが終わるといち早く回復し、またはシッティングのままでより長く耐えることができます。

ライド時に嬉しいユーティリティ

新型Epic 8はもちろん、歴代最軽量。S-Worksモデルは76g軽くなりました。それでいて効率性と走破性は高まり、新しい機能も追加しました。例えばSWAT 4.0。ライドに必須のアイテムをダウンチューブに入れて運べます。また、ステアリングストップも内蔵。転倒時にハンドルバーが回ってトップチューブに傷が入るのを防ぎます。

Epic 8 ラインアップ

S-Works Epic 8
価格：￥1,793,000 (税込)
サイズ：S、M、L
Gloss Carbon Metallic Vivid Pink Viavi Magenta Gold Metallic Midnight Shadow White

S-Works Epic 8 Frameset
価格：￥770,000 (税込)
サイズ：S、M、L
Gloss Astral Blue Metallic Sapphire Black
Gloss Carbon Metallic Vivid Pink Viavi Magenta Gold Metallic Midnight Shadow White

Epic 8 Expert
価格：￥990,000 (税込)
サイズ：S、M、L
Satin Redsky White

Epic 8 Comp
価格：￥627,000 (税込)
サイズ：S、M、L
Gloss Dune White Smoke
SATIN METSPHR WHT

Epic 8 EVO 　速いことの楽しさを体現したダウンカントリーバイク

Epic 8 EVOは、ロングライドに現れる下りで最速記録を目指したいライダー向け。Epic 8とシャーシを共有し、130mmフォーク、制御力に優れたブレーキ、アグレッシブなタイヤ、ライザーバーと短めのステムを搭載しました。シングルトラックを隅々まで走りきれる今までになかったバイクです。

Epic 8 EVOの寝ぎみなジオメトリーは、安定した自信に満ちた下りと、速く効率的な上りを両立。よりニュートラルなコックピットは、激しいな地形での長時間のライディングに適しています。フロントフォークのトラベルを130mmに拡大し、より制御力に優れたブレーキ、よりアグレッシブなタイヤなどトレイルに適したスペックを搭載。Epic 8 EVOなら、テクニカルなトレイルも快適に落ち着いて走れます。

Epic EVOは下りに最適化した２モード

ダンピングはワイドオープンとスプリントオンロックの2モードにチューンされています。ダウンカントリーと呼ばれる地形では、ダンピングをアクティブにセットしてシッティングで上る荒れた路面が多いでしょう。しかし、トレイルによってはスムーズな上りもあり、スタンディングでペダルを力強く踏み降ろしたくなることもあるでしょう。ロックアウトがあると嬉しいのは、まさにそのようなシチュエーション。少しでも上りで楽をするのに越したことはないのです。