電動ワイヤレスシフトとメカニカルシフトを選択できる1ｘ専用コンポーネント、New Apex発表｜SRAM

2023年6月16日製品情報

SRAM Roadコンポーネントのエントリーモデルとして、シンプルさとコストパフォーマンスを重視するライダーに愛されてきたApexシリーズがモデルチェンジとなった。以下、ニュースリリースより紹介。

電動タイプとメカニカルタイプ、2種類のシフト方式

New Apexは電動シフトのAXSと、メカニカルシフトのダブルタップレバーが発売されます。
Apex AXS HRDレバーはRival AXSやForce AXS(D2)レバーと同じくコンパクトなフード形状にリーチアジャスト機能を加え、手の小さなライダーでもしっかりとしたフィンガーラップを提供。AXSコンポーネント内の幅広い互換性を活かしてロード用のリアディレイラーはもちろん、MTB用のEagle AXSリアディレイラーを操作することが可能です。

電池は他のAXSシフトレバーと共通のCR2032電池を採用。サテライトスイッチ用の接続ポートは搭載されませんが、別売りのWireless Blipsと互換性があり、最大6か所のシフトボタン増設が可能です。

メカニカルシフトのダブルタップレバーはAXSグループと同じブレーキプラットフォームを採用し、1x 用のEagleとXPLRのギアリングに対応するために12速に進化しています。AXSブレーキレバーの人間工学に基づいた操作系を採用し、幅広い手のサイズに対応した最適なコントロールと快適性を実現。リーチアジャスト機能により、自分だけのカスタマイズが可能です。

どちらのタイプもリア12Speedに対応。油圧Discブレーキのみラインナップされ、メカニカルブレーキモデルは存在しません。

ロー側最大44T対応のApex XPLRとロー側最大52T対応のApex Eagleのドライブトレイン

1ｘ専用モデルのApexではロー側最大歯数が44ＴのXPLR-エクスプロア–と、ロー側最大52T対応のEagle-イーグル–がラインナップされます。それぞれに電動変速と機械式変速のモデルが存在するため、合計で4種類のリアディレイラーが存在します。

・Apex AXS XPLRリアディレイラー：無線電動/ロー側最大44T対応
・X1 EAGLE AXSリアディレイラー ※：無線電動/ロー側最大52T対応　※OE(完成車専用)モデルのため単品販売はされません。
・Apex XPLRリアディレイラー：機械式/ロー側最大44T対応
・Apex Eagleリアディレイラー：機械式/ロー側最大52T対応

無線電動のAXSタイプはApex AXSシフターだけでなく、Red/Force/RivalやBlipBox/Eagle AXSコントローラーでも操作を行うことが可能。メカニカルタイプはApex ダブルタップシフターおよび、Eagle機械式トリガー/ツイストシフター(XX1/X01/GX/NX/SX Eagle)で操作が可能。

シマノ11速HGボディに使用できる11-44T XPLRカセット

シマノ11ｓ用のフリーボディに取り付けできる12ｓカセットスプロケットが登場しました。シマノコンポーネントからの載せ替えの際に、新しいホイールやフリーボディを購入せず、そのまま利用できます。スムーズなコグ進行により、高速走行時にはコグ間のジャンプをタイトに保ち、クライミング時にはより有意義な歯数差をもっています。

ギア構成：11-12-13-15-17-19-21-24-28-32-38-44

シンプルな1Xクランクセット

ワイドレンジカセットにシングルチェーンリングは、多くの分野に取り組むための素晴らしくクリーンな方法です。Apex 1ワイドクランクセットは、アルミクランクアーム、軽量で剛性の高いDUBスピンドル、エレガントで安全なダイレクトマウントX-SYNCチェーンリングを採用し、完璧なチェーンマネジメントを実現します。

ワイドなチェーンラインは、どんな冒険にも対応できるよう、幅広の45cタイヤにも対応。38T～46TのRival AXS 1xダイレクトマウントチェーンリングに対応します。

スピンドル内蔵式のスマートでコスパに優れたパワーメーター

正確で信頼性の高いパワー計測が必須となる昨今、Apex AXSクランクアームパワーメーターアップグレードは、必要な数値を得るための最も簡単な方法です。DUBスピンドルに隠されたQUARQ製パワーメーターは、ステルス性を保ちながらほぼすべてのバイクにフィットします。工具を使わず交換可能な単4型リチウム電池を採用し、1シーズン/約400時間以上計測することが出来ます。