いよいよ明日号砲!今年は5県を巡る「マイナビ ツール・ド・九州」、初戦は佐世保市街を巡るクリテリウム

10月、いよいよ日本でのロードレースシーズンのハイライトがやって来た。今月と来月にかけ、世界のトップレーサーたちが日本のロードで鎬を削るハイクラスカテゴリーのレースが続く。第一弾は明日から4日間にかけ開催される「マイナビ ツール・ド・九州」だ。

長崎で初開催!今年は5県を跨ぐツアーに

日本で新たな複数日にわたる、ラインレースを含む本格的なツアーを開催しようと始まった「マイナビ ツール・ド・九州」。レースカテゴリーもUCI(国際自転車競技連合)が認めるアジアツアーとなっており、海外のトップチームも参戦する、日本で世界を感じることのできるツアーだ。第3回となる今回も、グランツールに常時出場するワールドチームが2チーム、ほぼ同等のレースで活躍する欧州のプロチーム3チームが参戦。日本の第一人者となる新城幸也が所属する「ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ」も登場する。

各ステージ概要

10月10日/エキシビジョン(佐世保クリテリウム)

今回初開催となる長崎県では、佐世保駅や商業施設「させぼ五番街」の周辺約1.5kmのコース30周が設定された。佐世保港の近くに位置する急カーブと直線が入り混じった、かなりテクニカルなコースとなっている。市街地のため商業施設や歩道からの観戦がしやすいうえ、選手との距離が近く、臨場感を楽しむことができるだろう。

10月11日/福岡ステージ

2日目は福岡県入り。筑後市の県営筑後広域公園から八女市の周回コースを経て、旧国鉄矢部線の黒木駅跡でフィニッシュするラインレースとなる。周回コースでは、伝統的建造物群保存地区に選定された重厚な町家や蔵が並ぶ旧黒木町中心部でのスプリントポイントの争いと、6回のKOM(山岳賞)ポイントの争いが見どころだ。

10月12日/熊本阿蘇ステージ

3日目はそのまま阿蘇山麓へ向かう。瀬の本レストハウスをスタートし、周回コースを2周、南阿蘇村役場でフィニッシュする、国内屈指の景観を誇るラインレースだ。世界最大級であるカルデラの地形を十分に活かしたアップダウンが激しいコースで、国際レースにふさわしい迫力満点のレースが予想される。

10月13日/宮崎・大分ステージ

大会の最終日は、延岡市役所前から日豊海岸を北上し、佐伯市のさいき城山桜ホール前でフィニッシュする、大会初の2県共同開催となるラインレースだ。延岡市ではスタートからアーケード通りの商店街を通るパレード走行、佐伯市では県内屈指の景観を誇る空の公園など、ビューポイントが多数含まれた見どころの多いコースとなっており、激しい総合争い、各賞争いも相まって、最終日にふさわしいレースとなるだろう。

現地観戦もオンライン観戦も楽しめる!

開催地に近いファンには、ぜひ海外選手を含むトップレベルのプロトンを楽しんでいただきたい。コース沿いで無料で見られるのはもちろん、各ステージで有料観戦席も用意されている。遠隔地のファンには、大会公式YouTubeチャンネルで全ステージ、実況解説付き生中継予定なので、こちらでも楽しんでいただきたい。

詳細:大会ホームページ大会公式YouTubeチャンネル

サイクルジャパン:

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