『U-23のツール・ド・フランス』に日本の若手精鋭6人が挑戦!日本チームとして参戦決定
「U-23版のツール・ド・フランス」と言われ、若手有望なステージレーサーの登竜門とされる今年の「ツール・ド・ラヴニール」に、日本の若手選手6人が「ジャパンナショナルチーム」として参戦することが明らかになった。期間は8月13日から22日までで、最終日は日本からも視聴可能だ。
「EQADS(エカーズ)」の精鋭6人が参戦!
出場するのは以下の6人。日本のロードレーサーの強化を目的に欧州で活動する「EQADS(エカーズ)」の所属選手で、監督はJCFロード日本代表ヘッドコーチでもある浅田顕氏だ。
ツール・ド・ラヴニール出場「ジャパンナショナルチーム」メンバー
「ツール・ド・ラヴニール」とは?
「ツール・ド・ラヴニール」は23歳以下の有望選手が世界29か国から集結し、全9ステージの激闘を繰り広げるステージレースで、「U-23版ツール・ド・フランス」とも言われ、後に時代のヒーローとなる数々のステージレーサーを輩出してきた。過去の優勝者にはフェリーチェ・ジモンディ(イタリア)、ヨープ・ズートメルク(オランダ)を筆頭に、ミゲール・インデュライン(スペイン)、ローラン・フィニョン(フランス)、そして近年はエガン・ベルナル(コロンビア)、タデイ・ポガチャル(スロベニア)などがあまりにも有名だ。後援はツール・ド・フランス主催のASO。
このレースは有望な若手選手を目当てに世界中の選手代理人がレース視察に訪れる「見本市」としての役割も果たしており、ここでステージ優勝すれば翌年のワールドツアー、あるいはプロチームと契約できる可能性が現実的に見えてくる。その意味で、選手の必死さ、攻めの激しさでは世界一のレースとも云えるだろう。この厳しくも栄誉ある舞台で、次世代の日本選手がどこまで世界に立ち向かえるか。期待を持って見守りたい。
なおレース結果はJCFホームページ&大会公式ページにて随時掲載されるが、残念ながら日本からは全ステージ生中継は見られないもよう。サイクリングコミュニティアプリ「GCN」で、最終日の22日のみ視聴できるようだ(有料の視聴契約が必要)。