ツール・ド・東北、今年の大会中止 新型コロナウイルスの影響検討の末
東日本大震災で被災した宮城県沿岸部を走るライドイベント「ツール・ド・東北2020」の今年の開催が中止となった。5月12日、大会主催者のヤフー、河北新報社が公式サイトで発表した。新型コロナウイルスの影響を考慮したもの。
「事前に調整すべき課題の解決は無理」
被災地復興支援の取り組みのひとつが、中止に追い込まれることになった。12日、「ツール・ド・東北2020」の公式ウェブサイトにて、主催者のヤフー、河北新報社が今年の大会中止を発表した。例年3月中旬からエントリーを開始するが、現下の感染拡大の状況を見極めるため延期とし、開催を前提に感染リスク回避のさまざまな対策を検討してきたが「事前に調整すべき課題の解決は無理」と判断したという。
なお「ツール・ド・東北2019」でボランティアとして従事した参加者は、次回の「ツール・ド・東北 2021」で優先出走ライダーとしてエントリーできる。対象者には次回開催のエントリー前に案内する予定。