ツール・ド・フランス、8月下旬開催へ 主催者とUCIが合意

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ツール・ド・フランスの主催者団体であるA.S.O.が現地時間15日午後、今年のツール・ド・フランスの開催を8月29日から9月20日までとすると発表した。13日にマクロン大統領が大規模イベント開催を7月中旬まで禁止するとしたことを受けたもので、コースなど日程以外は変更されない。

UCIもレースカレンダーの現状を報告

A.S.O.の発表によると、延期日程は2020年8月19日から9月20日まで。日程以外のすべての要素は変更せず開催する。UCI(国際自転車競技連盟)など関係団体との調整も済んでいるという。

この発表と前後し、UCIも今年のレース開催日程について現状をWebサイトで報告した。まずすべてのカテゴリのレースの停止措置を、6月1日までから1カ月延長して7月1日までに延長し、さらにUCIワールドツアーは8月1日まで中止にすると決定。ツールについてはA.S.O.の発表内容と同一だが、9月20日から開催予定の世界選手権に関しては変更しないとし、残るグランツールであるジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャはその後に開催すると初めて発表した。パリ〜ルーベ、ミラノ〜サンレモなどワンデーレースの5大モニュメントは日程未定ながら今シーズン中に開催すると意欲を示し、各国の国内選手権は8月22・23日に開催するとしている。

これより以前、UCIは延期となったレースを可能な限り開催するようシーズン終了を2週間後ろに倒し、11月1週までスケジュールを組むと発表していた。しかしコロナ禍が一向に収まらない中、開催できる日数はどんどん少なくなっており、今回の発表でもツールと世界選手権、国内選手権の日程が重なっている。今後、延期されたレースがどこまで開催にこぎつけられるのか注目される。

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