米配車サービス大手UBERのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は2018年8月26日、今後は自動車配車事業への注力を弱めて自転車と電動キックボード事業にの力点を置く計画だと明かした。
「1トンの金属の塊は、通勤時には非効率」
コスロシャヒCEOはこのほど英経済紙フィナンシャル・タイムズのインタビューに答え、自転車やキックボードなど1人で移動できる乗り物の方が、都市内の移動には適していると述べた。利用者は将来的に、今までより短い距離の移動を高い頻度で行うだろうとも予測した。「人1人を10ブロック運ぶのに1トンの巨大な金属の塊を使うのは非常に非効率だ」と同氏は答えた。
実際、UBERはすでに複数の自転車事業会社に出資しており、そのひとつである「JUMP bicycle」は現在、ニューヨークやワシントンを含む米国8都市で利用可能になっており、ドイツのベルリンでも近くサービスを開始する。