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「25年間で5800個のサドル窃盗」にネット衝撃 あまりの「絵力」に大喜利始まる

昨日報じられた「自転車のサドルだけを25年間盗み続けた男を逮捕」のニュースが大きな話題となっている。警察署が報道陣に公開したサドルの数の圧巻の多さをはじめ、犯人の供述や犯行の行状も通常では考えられないようなものばかり。ネットではこれらを材料に話題を拡張して楽しむ、いわゆる「大喜利」が始まっている。

「これは大作キター!」

大手メディアの報道によると、犯人は全国を回るトラック運転手の男。25年前、ストレスから立ち回り先での盗難を始めたが、次第にそのスリルに完全に虜になり、そのうちにサドル自体が好きでたまらなくなったなどと供述。盗んだサドルを保管するために倉庫を借りるなどして執拗に盗難を続けていたという。犯行は在住地の首都圏のみならず静岡、愛知、大阪など少なくとも6都府県に及んでいる。なお警察によると、押収されたサドルは1個ずつポリ袋に入れて保管されていたという。

この報道に自転車愛好者のみならず、一般の人も衝撃を受けたのかSNSで話題にするユーザーが激増。特に警察が報道陣向けに公開した、盗難サドルの居並ぶ姿が印象的だったようで、これを材料にした「大喜利」が人気となっている。例えばあるユーザーは「これは大作キター!」のつぶやきとともに、NHKが公開したニュース動画を紹介。「並べ師」の芸術点に加え、NHKカメラマンの撮り方も高得点などと激賞した。「並べ師」さんって誰?

さらに他のユーザーが、数年前の別のサドル盗難犯の画像を紹介すると「サドルの並べ方」に関する大喜利に発展。「(今回の並べ方は)芸術点が低い」「グラデーションにして欲しかった」「盗まれた下着なんかも警察は結構綺麗に並べる」と、様々な観点から並べ方を評価する方向に。現在は某芸人のネタを絡めたり、ダジャレを投入するユーザーも現れるなどいわゆる祭りの状態になっている。

窃盗としてはかなり凶悪な事案であり、本来は完全に喜ばしいことではないが、新型コロナウイルス拡散で社会全体が鬱とした雰囲気に包まれる中、一服の清涼剤を提供したということだけは言えるのかもしれない。

サイクルジャパン:

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