2024年2月25日、VC FUKUOKAが、チームの開幕戦としてツアー・オブ・アランヤ(UCI1.2、トルコ・アランヤ)に参戦。ベンジャミ・プラデスが2位、横塚浩平が8位と好発進を遂げた。以下、プレスリリースより紹介。
チーム開幕戦は海外レース!
この日のコースプロファイルは、風光明媚な地中海沿いを走る107kmのうち、スタートから80kmがほぼ平坦。ラスト5kmからは10%超の斜度を含むのぼりの山頂にフィニッシュが設定されたコースとなっていた。
上りに強いベンジャがエース、横塚をサブエースに据えるチームオーダーとし、向川と渡邊がエースのふたりを守りつつ集団を抑える役割を担った。ベンジャと同じくVC FUKUOKAでの初レースとなった阿部はそのサポートに回った。
平坦区間ではアシストが作戦通りに機能し、ベンジャと横塚を最後ののぼりまで温存することに成功。エースのふたりもそれに応えるように実力を発揮し、ベンジャがトップから2秒遅れの2位に。続く横塚も43秒遅れの8位でフィニッシュ。チーム総合も3位に入るなど、チームメンバーの連携がしっかりと成果につながるリザルトとなった。
レース後のコメント
ベンジャミ・プラデス(2位)
Of course I would have loved to start the season with VC Fukuoka taking the victory in the first race, but winning is always difficult and I’m happy with my second place, but above all I’m happy with the team attitude and performance, for sure we will get good results in this way. Gambarmasu!
(VC FUKUOKA移籍後のシーズン初戦を勝利で飾りたかったが難しかった。2位には満足しているし、チーム全体の姿勢とパフォーマンスが発揮されてよかった。この調子でいけば良い結果が生まれると思う。がんばります!)
横塚 浩平(8位)
ミーティング通り前半はチームメイトに任せて、自分とベンジャは全く足を使う事無く終盤まで走る事ができた。
注意していたグラベル区間でトラブルに巻き込まれ余計な足を使ってしまったのは個人的な反省点。
多少のロスはあったもののラストの登りはレース前に想定していたペース、順位で終えられたので、今あるベストは尽くせたと思う。
初戦から2位という結果もだが、チーム全員でレースを作れた事が何より嬉しい。
VC FUKUOKA 代表 佐藤信哉
まずはこのような遠征を迎えることができ、支援者のみなさまに感謝致します。昨年、トルコのUCIレースに初参戦したことで、
現地サイクリングフェデレーションと友好関係ができ、再び2024シーズンも来ることができました。
また、トルコの地元チームやアルジェリア、中国など、交流が生まれたチームともまた同じレースを走ることができ嬉しく思います。
チームの置かれている状況としては、2024はスタートダッシュが必要でした。
新加入の選手もいますし、機材も今期より刷新され、
期待反面、不安もありつつの開幕戦でしたが、良いスタートが切れてホッとしています。今季はまだまだ厳しい状況で、来年、再来年を見据えたチームの目標をメンバー一同で共有し、今回もそれを確認してレースに臨むことができました。
少しずつの進歩ですが、着実に階段を登れていると感じているので、
今後もできる限りの努力を続けていきたいと思います。