Wahooのバーチャルサイクリングアプリ「Wahoo RGT」に『ステアリング』という新機能が搭載された。この機能追加により、実際のレース時のようにコーナリングでポジションを上げてアタックを仕掛けたり、意図的にポジションを変更して他のサイクリストの動きを防ぐなど「駆け引き」までできるようになった。以下、プレスリリースより紹介。
没入感を高める新機能RGTステアリング
ボイスチャット機能も合わせれば「チーム戦術」も実現可能
エンデュランスアスリート向けフィットネス技術のリーディングカンパニーであるWahoo Fitnessは、バーチャルサイクリングプラットフォームRGTにステアリング機能を導入し、革新的で比類のないFPSのリアリズムを実現することを発表しました。これは、インドアサイクリングカテゴリーにおけるWahooのリーダーシップを継続し、アウトドア体験を室内で実現するもので、ユーザーにリアルで没入感のある魅力的なライド体験を提供します。この統合は、Wahooのソフトウェア、KICKR BIKE、新しいアクセサリーであるKICKR STEER(キッカー・ステア)を介して制御することが可能です。
すべてのユーザーが簡単にステアリングを操作できるよう、3つの方法が用意されています。
KICKR BIKEユーザーは、シフトレバーに統合された親指ボタンを利用して、戦略的にポジショニングをコントロールすることができます。
新しいアクセサリー、KICKR STEERアクセサリーはモバイルデバイスとRGT Remoteアプリを使用します。このアクセサリーにより、ライダーは、直感的に操作できる親指パドルでバーチャルバイクを操縦することができます。KICKR STEERは、標準的なハンドルバーに取り付けることができ、ユーザーのサイクルコンピューターにも使用できるプレミアムマウントが付属しています。
RGT Remoteアプリ、またはRGTゲームアプリで、画面上の矢印またはコンピューターキーボードを使用して、RGTの道路に沿ってライダーを左または右に操舵することができます。
これまで、走行中のユーザーのポジショニングは自動化されており、ライダーは推進力に応じて他のサイクリストを回避していました。しかし、RGTステアリングでは、他のライダーを避けることもゲーム体験の一部となり、バーチャルライドに新しいレベルの戦略性とエンゲージメントが加わります。実際のサイクリングと同じように、ライダーは集団の真ん中にスイートスポットを見つけたり、先頭でペースを上げ、コーナーを曲がってポジションを上げ、アタックをかけることができます。ボイスチャット機能と組み合わせれば、ライダーは仲間とコミュニケーションをとりながら交流し、グループダイナミクスの恩恵にあずかることができます。Wahooは、グループおよびコミュニティ機能に重点を置いて革新を続け、他の人と交流し、RGTを屋内でロードライディングやレースの臨場感を楽しむための最高のインドアサイクリングプラットフォームへと発展させていきます。
KICKRレースモードを追加
さらに、Wahooは新しい「KICKRレースモード」を追加しました。これは、インドアトレーナーのWi-FiおよびDirect Connect機能を利用して、標準的なトレーナー(現在は1Hz)よりも最大10倍速くパワーを発信し、ライダーに重要なレースステージでの競争力を提供するものです。レースモードは、Wi-Fi内蔵の新しいKICKRスマートトレーナーで利用できます。KICKR BIKEや、KICKR Direct Connectアダプターを利用できる旧モデルのKICKRでもまもなく利用可能になる予定です。
価格など
• Wahoo X: 14.99 USD/月、22,500円/年(SYSTM、RGTの両アプリにアクセス可能)
• KICKR STEER:15,000円
• Wahoo XとKICKR STEERのバンドル:37,500円/年(KICKR STEERは1個付属します)
Wahoo Xのオールインワンメンバーシップは、サイクリストに年間を通じて幅広いライディングとトレーニングの体験を提供します。屋内と屋外、体系的なトレーニング、バーチャルライディング、レース、チャレンジなど、バーチャルとリアルを組み合わせた究極のサイクリングとトレーニングのエコシステムが提供されています。サイクリストにとってより優れたアスリートになることが何を意味するとしても、Wahoo Xはそこに到達するための最も包括的な方法を提供します。Wahoo Xは低価格のサブスクリプションで、Wahoo RGTとWahooSYSTMという2つのアプリを提供し、比類ない範囲を実現しています。