ベンチレーションの開閉ができる噂の「WASABI」ついに正式発表|KASK
今年春のストラーデ・ビアンケでイネオス・グレナディアーズの選手たちが着用し、噂となっていたあのヘルメットがついに正式発表となった。名前は伝えられていたとおり「WASABI(ワサビ)」だ。エアロダイナミクスとヘルメット内の温度調整能力を両立させた新モデルについて、プレスリリースより紹介する。
ライダーの能力をキリリと引き立てる「WASABI」
イタリアのトスカーナ州で3月に開催されたStrade Bianche 2021。そこに参戦したINEOS Grenadirsの選手たちが使用している新しいヘルメットに、多くの反響がありました。そのヘルメットがついに正式発表となりました。その名はWASABI。我が国の山葵(わさび)が由来です。素材の味をキリリと引き立てるその役割を、ライダーのパフォーマンス向上になぞらえたネーミングですが、その語感がKASKのヘルメットを生み出すイタリア人の感性にヒットしたことがきっかけとなりました。それはともかく、WASABIはKASKが絶対の自信をもって世に送り出す新モデルです。
WASABIの主なコンセプトは2つ。それは『温度調節機能』と『エアロダイナミクス』です。
その2つの役割を担うのが、シェル中央部がスライドしてベンチレーションの開閉が可能な『アクティブベンチレーションシステム』。閉じているときには優れたエアロダイナミクスを発揮するとともに、下り坂や寒い時期でのライドで過剰に空気を内部に取り入れるのを抑制します。一方、開いているときにはしっかりと内部の通気性を確保し、ヘルメット内部の温度を1.5℃下げる効果があります。WASABIはKASKラインアップのなかで、UTOPIAに次ぐエアロダイナミクスを持つモデルです。
この2つのメリットにより、WASABIは全てのシーズンで快適に使用できるヘルメットに仕上がりました。
シェルの表面は高級感あふれるマット(艶消し)仕上げ。さらに、インナーパッドには温度調節機能のあるメリノウール製REDA ACTIVEパッドを使用。WASABIはINEOS Grenadirsも使用するハイエンドのパフォーマンスモデルですが、その用途はロードに限らず、グラベルなどオフロードにも最適で、あらゆるシーンにおいて、季節を選ばずマルチに使えるモデルです。
WASABIは10月発売予定。JCF公認のヘルメットです。
KASK WASABI
販売価格:¥38,500(税込)
カラー: ブラックマット、ホワイトマット、グレーマット
サイズ: S(50-56cm)、M(52-58cm)、L(59-62cm)
重量: 270g(Mサイズ)
・全シーズンを通して高いパフォーマンスを発揮するヘルメット
・スライド開閉式の「アクティブベンチレーション」を装備。寒い時期や下りでは閉じて、暑いときには開けて使用が可能
・開けたときにライダーの頭部の温度を下げる効果(外気温21℃、頭部温度37℃、走行速度40km/hの条件で、頭部温度が最大1.5℃下がったという実験データあり)
・KASKのラインナップの中ではUTOPIAに次ぐ高いエアロダイナミクス
・超軽量のアジャストシステム「OCTO FIT」。人間工学に基づいた設計はどんな形の後頭部にも完璧なフィットを実現
・温度調節効果のあるメリノウール製REDA ACTIVEインナーパッドを使用
・人工皮革製チンストラップ
・高級感あふれるマット仕上げのアウターシェル
・夜間の安全に配慮した後部の大型反射テープ
・ねじれ衝撃に対応する安全基準WG11に合格
・ JCF公認