アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA」でサイクリスト向けに「低体温症発症リスク」提示開始

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「Weathernews(ウェザーニューズ)」のアスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA(ミカタ)」に、低体温症リスクの提示を行う新機能が追加された。提示を行うだけでなく、その提示に基づいてライドを中止した場合、また病院を受診した場合の金銭的補償サービスも同時に提供開始されている。以下、プレスリリースより紹介。

日本初!自転車競技向けに低体温症の発症リスクを可視化

ウェザーニューズのスポーツ気象チームはこれまで、アスリートの最良の準備をサポートするため、日本代表チーム・選手や、アマチュアのスポーツ選手に対して、アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA(ミカタ)」を提供してきました。このたび、自転車競技者の低体温症に対するサポートを強化するため、低体温症の危険度を示す指数として「低体温リスク」の提供を開始します。

当社の「低体温リスク」は、運動生理学を研究する専門家の指導のもと、自転車競技に特化して独自開発した指標で、風速、気温、降水量などの気象条件と、走行中に自らの速度により発生する風速も考慮して発表します。

「MiCATA」のスポーツ種目設定において「自転車」を登録すると、事前に設定したルートに応じて、通過予定時刻の低体温リスクを、“平常(リスクなし)“、“注意“、“警戒“、“危険“の4段階で発表します。各地点を選択すると、天気予報と「低体温リスク」を1時間ごとに確認することもできます。

事前に設定したルートの経由地点ごとに 低体温リスクを表示

低体温症は、体の中心部の温度が35度を下回ることにより、体の機能を正常に維持できなくなる状態で、年齢に限らず発症し、死に至る可能性もあります。また自転車競技は、速いスピードで走行し体温を奪われるため、他のスポーツと比べて低体温症の発症に注意が必要です。過去には、低体温症と思われる症状でリタイヤする選手が続出し、完走率がわずか20%のレースもありました。自転車競技に特化した低体温症の危険度を予測するコンテンツの提供は日本で初めて(※1)です。「MiCATA」内で紹介している低体温症に備える対応策情報も、あわせてご活用ください。

(※1) 2022年12月21日時点 当社調べ

低体温症に備える「見舞金」制度も創設

当社は、「低体温リスク」の発表に加え、安心してスポーツをお楽しみいただけるよう、「MiCATA」の補償サービスにお申込みいただいた団体や個人に対して12~3月の冬季期間、低体温症に関する2種類の補償サービス(※2)を提供します。

1つ目は「低体温症にならないための補償」で、「低体温リスク」の悪化を考慮し、途中でライドを取りやめた場合に帰還判断見舞金として一律5,000円をお支払いします。本補償サービスは低体温症の防止を目的としたサービスで、前日夕方までにルートの設定と「低体温リスク」の確認が必要です。また、お見舞金は帰還にかかる交通費にお使いいただけます。

2つ目は「低体温症になってしまった際の補償」で、低体温症の発症が疑われ、病院や診療所で治療を受けた場合に低体温症見舞金として一律5,000円をお支払いするサービスです。通院代や治療費、今後の低体温症対策に充当する費用としてお使いいただけます。

(※2)「低体温症リスクに備える補償サービス」は、見舞金給付の対象とする人数を1,000名以下として、株式会社ウェザーニューズが保険業法の規制を受けずに運営するものです。その運用において、一人の個人から受け取る掛金が1年間で50万円を超える運用、および一つの法人から受け取る掛金の合計額が1年間で1,000万円を超える運用は行いません。

詳細:MiCATA公式サイト

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