山中湖畔にサイクリングの拠点が誕生へ 地域と国際交流を目指す

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2019年のゴールデンウィーク明けをめどに、山中湖畔にサイクリングの拠点が誕生することになった。2月に結成された「山中湖サイクリングチーム」が運営母体となり、トレーニングやガイドツアーの拠点を整備、さらには一般向けの会員組織を設立し、この地域での自転車文化の増進を目指すという。

湖畔の通り沿いに整備中

3月31日のの発表会には、2月に結成された「山中湖サイクリンングチーム」の関係者が出席し、今後の予定と展望を語った。司会はチームの主力メンバーであり、日本語も堪能なトム・ボシス選手が務めた。

発表会では、現在整備中の「山中湖サイクリングベース」の設備と、展開予定の事業概要が説明された。まず拠点は、湖畔のレストラン「ダラスビレッジ」の隣に整備している真っ最中であるという。

この拠点では、チーム関連や自転車関連、地元の産品などを販売するショップ、ローラー台やZwiftができるトレーニングスペース、講習会などイベントができる多目的スペースを整備する。そしてここをベースに、公道での走行マナーなどを伝授する講習会、地域での観光客向けのサイクリングガイドを育てる研修会などを開催する。

またチームへの支援体制を強化することも目的に「山中湖サイクリングクラブ」を組織する。ライダーだけでなく、自転車に関する活動やクラブの趣旨に賛同する方も入会できる「サポーターズクラブ」も設立。クラブ会員は「3合目」「5合目」「8合目」など山岳にちなんだクラスに分かれており、ジャージのグレードが分かれてくるなど、特典の違いが設定されている。

フランスとの交流も

山中湖サイクリングチームは、会見の司会を務めたトム・ボシス選手をはじめ、フランスとのつながりが深い。来年フランスの自転車代表チームは事前合宿を山中湖で行うことが決まっており、オリンピック後もこうした繋がりを生かして、この地域の自転車文化を根付かせていきたいという。

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