本日から3月10日まで開催される、グランツールの前哨戦ともされるUCIワールドツアー「Tirreno-Adriatico ティレーノ~アドリアティコ」に新城幸也が参戦することが発表された。シーズン初戦でレース中に蜂に刺されてしまい療養中だった彼にとって、このステージレースが実質シーズン初戦となる。
ティレーノ~アドリアティコとは?
本日開幕する1週間のステージレースはその名のとおり、イタリア半島の西側ティレニア海岸線をスタートし、途中イタリア半島中央を貫くアペニン山岳を越え、東側アドリア海へフィニッシュするコースレイアウト。3月のイタリアは思わぬ暑さや、山岳では雪の降る寒さに見舞われる不安定な天候との闘いでもあるが、ジロ・デ・イタリアの前哨戦ともいわれる重要なレースのひとつだ。第1ステージは、平坦10kmの個人タイムトライアルで開幕する。
2月のシーズン初戦でおでこを蜂に刺され、第1ステージでレースのリタイアを余儀なくされた新城は、拠点を置くアンドラでしっかりとトレーニングを積み、レースコンディションを作ってきた。
チームはエーススプリンターのフィル・バウハウス(ドイツ)のステージ優勝、そして、ベテラン、ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)やタイムトライアルにも定評がある若手のアントニオ・ティベリ(イタリア)の総合を狙い、新城はスプリント、山岳とともに位置取りを担う忙しいレースとなりそうだ。
新城幸也のコメント
「今シーズン初レースのアクシデントから、1カ月ぶりのレース復帰です。毎日順調にトレーニングもできていたので、コンディションは良いですが、レース強度はまた別の話でして……。このレースが初レースのような気分です。
初日の短い10kmのタイムトライアルなんて走った記憶がないくらいなので、走り方を忘れていますが、1ステージより、2ステージより、3ステージと、徐々に良くなっていけたらと思っています。
スプリントに上りにと忙しい1週間になりそうです(笑)。 日本でも放送がありますので、応援よろしくお願いします!」